プロジェクトの見える化・定量的プロジェクトマネージメントについて、IPA SECにてセミナーを多数開講していました。
プロジェクトの見える化
「見える化」とは、広義には可視化と同義ですが、狭義には可視化されづらい作業の可視化を指す経営上の手法です。
学術的な用語として確立した言葉ではありません。
もともと、企業活動の漠然とした部分を数値などの客観的に判断できる指標で把握するための可視化に対して用いられました。
測れる化とも言います。
見えないものはわからない、管理も改善も出来ないということから「見える化」は重要です。「期限どおり」に、「所定の費用」で、「求められる品質」のソフトウェア開発を行うには、様々な問題を早期に発見し解決していくためのITプロジェクトの見える化が必要となります。定性的な見える化アプローチ、定量的な見える化アプローチ、それらのアプローチをひも付けことによる総合的アプローチがあります。(IPAが提唱するITプロジェクトの見える化でのアプローチ)
定量的プロジェクトマネージメント
プロジェクトの中で測れるものは数値化し、数値によってプロジェクトをコントロールしてゆく、エンピリカルソフトウェア工学に基づいたマネージメント手法。
実際の作業や実績のデータを観測し、モデル化を行い、作業の規則性や典型的パターン、ベストプラクティスなどを取出します。そこから得られた知見を、実験などによって実証した上で、現場にフィードバックします。
定量的なデータが十分集まれば、種々な活用法が考えられます。
出展:IPA SECセミナー